ふりむかないと知っていてふりむかせたかった
どうしても何をしてでも
名前を呼んで 魔法をかけて 嘘を並べても
やっぱりあなたはふりむいてくれなかったね
それでも私はあなたの背中に向けて
全ての想いを捧げ持ったまま泣いていた
泣き疲れて今 誰かが差し伸べる手を
私がつかんでも あなたはふりむかないのね
ふりむかないと知っていてふりむかせたかった
どうしても何をしてでも
泣き疲れて今 誰かが差し伸べる手を 私が……
今 躊躇いながら歩き出す私を……
「最後よ」と そうささやいてもやっぱり
あなたはふりむいてくれないのね
あなたはふりむかないのね